2012.08.16更新

☆★☆★眼科検診でよく耳にする言葉 -その2- ☆★☆★

前回は眼科検査でよくきかれる【近視】【乱視】【遠視】についてのご説明をしましたが、
今回はこれらとは全く違う【老視】【老眼】についてのお話です。

●老視・老眼とはなんでしょう?

老視(ろうし)は老眼(ろうがん)とも呼ばれておりますが、正式名称は【老視】です。
人間の目は加齢により、目の中のレンズ(=水晶体)の弾性が失われいきます。
弾性が失われてくるとレンズ自体の調節力が弱まり、近くのものに焦点を合わせることができなくなってきます。
この状態を老視といいます。

老視には個人差がありますが、だいたい40代から60代初めに自覚されることが多いようです。
実際、人間の目というものは、20歳前後より調節力の減少がすこしずつはじまるものなのです。
しかし、初めはその自覚はありません。年齢を重ねてゆくと、調節力の低下を自覚するようになってきます。
その代表的なものには、字を読む時の距離=30cm前後が見えにくくなってくるといものがあります。

 

●老視の仕組み
光が角膜から入り水晶体通過し、屈折した後に網膜上で焦点を結ぶと、物はきれいに
見えます。また、見たい物の距離に応じて水晶体は厚みを変えることができます。
水晶体に繋がる【チン小帯】という部分を緊張させたり緩めたりすることで、
屈折力を変化させてピントの調節を行っているのです。

◆チン小帯は水晶体とつながる細い繊維質上の物です。

眼の仕組み

◆物を見る通常の仕組みです

眼の仕組み

◆老視の状態

水晶体は若いころには十分に弾力性をもっており、変形がしやすいのですが、
加齢とともに硬くなります。よくある自覚症状として言われているのは、
新聞の文字や、商品のパッケージが読みづらくなる…などです。

これは近くにピントを合わせるために水晶体を厚くしようとしても、
一定以上に水晶体が厚くならなくなってしまい、「近くを見る時にピントが合わない状態」
となってしまうことが原因です。この現象は、近視の人にも、遠視の人にも、すべての人に起こります。

眼の仕組み

●老視の治療

近用眼鏡(老眼鏡)を使用します。老眼鏡にはたくさんの種類があり、目的に応じてご選択ができます。
(1) 近用専用の眼鏡
(2) 眼鏡レンズの上方は遠くを見るための、下方は近くを見るための二重焦点レンズ
(3) 遠方と近方の境界が目立たないよう、段階的に変化していく多重累進焦点レンズ
また、最近は老視用のコンタクトレンズも販売されており、矯正方法の選択枝が増えました。

須恵中央眼科では近用眼鏡(いわゆる老眼鏡)・遠近両用の眼鏡・遠近両用コンタクト等の
処方を行っております。きちんとした検査で調節力の状態を把握してから、最適のものを処方しております。
手元が【目に力を入れ、見ようとしてもよく見えない…】などの症状を感じましたら、
是非お気軽にご相談下さい。

*眼鏡の度数合わせには時間をかけて丁寧に行うため、予約制にしております。

現在は老視に対する遠近両用のコンタクトレンズもだいぶ改良されてきております。
当院では、ほとんどのメーカーの遠近両用コンタクトレンズの処方が可能です。
また、強い乱視をお持ちの方や、円錐角膜の方に対する特殊コンタクトレンズの
処方実績も豊富です。

他で処方されたコンタクトレンズが合わずに装用をあきらめた方も、
是非お気軽にご相談下さい。最適なレンズのご提案ができるとおもいます★

(検査によっては不適合な場合がございますが、予めご了承下さい)
*上記内容・図に関しては日本眼科学会 目の病気からの情報を参照・抜粋・加筆しております

 

投稿者: 医療法人須恵中央眼科

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