2012.08.28更新

☆★☆★眼科検診でよく耳にする言葉 -その3- ☆★☆★

検査室や外来でよく見かけられるものに、この視力検査表があると思います。
運転免許試験場では、免許更新時にする検査で見かけることがあるでしょう。
須恵中央眼科でも、この視力表が【検査の入口】になります。

視力検査表

静止視力を測定する方法として、日本において最も広く用いられている視標が
ランドルト環(ランドルト氏環)です。これは大きさの異なるC字型の環の開いている
方向を識別することによって、2点が離れていることを見分けられる最小の視角を測定
するものです。
ランドルト環はフランス眼科医エドマンド・ランドルト先生、
(Edmund Landolt 1846-1926)によって開発され、彼の名前がそのまま名称となっています。
1909年イタリアの国際眼科学会で国際的な標準視標として採用され、
国際標準ランドルト氏環と呼ばれるようになりました。

※ランドルト環は規格が統一されているので、
 その環を拡大・縮小することで静止視力をはかれるのです。
landolt.gif ●直径7.5mm/太さ1.5mm/切れ目幅1.5mmが統一規格

この切れ目を5メートルの距離で識別できれば、視力1.0 です。
10メートルの距離でも識別できれば、視力2.0です。
反対に2.5メートルに近づかないと識別できない場合、視力は0.5となりますが、
いちいち距離を変えて測定するのも大変なので、指標のサイズを変えて一覧表にして測定します。

検査する静止視力は2種類あります。
●裸眼視力
●眼鏡・コンタクトをつけたまま測る矯正視力

これにより眼鏡による矯正視力の確認も必要となります。
眼鏡の度数は、検査員が患者様の見え方を確認しながら行っていきます。これを当院では【眼鏡合わせ】と呼んでおります。
矯正視力検査

視力の検査はこれだけではありません。
角膜の状態や屈折値の確認(オートレフ検査)も必要となってきます。
このオートレフ検査では、

・その人の目が遠視か近視か乱視なのか、また、その場合の程度はどのくらいなのか?
・屈折力はどれくらいで、角膜の形や曲率はどのようになっているのか?

などのことを調べております。この検査の詳細は、またお話しいたします。

★見えにくくなったら まずは眼科へお越し下さい★

須恵中央眼科では地域の【よろず相談所】としての役割を担っております。

視力検査の結果を元に、目の状態を説明することは【医療行為】であり、
医師にのみ許されたものです。たとえば、視力の低下がサインとなる
【白内障】【緑内障】【飛蚊症】など、他の疾病が判明することも十分考えられます。
眼鏡屋さんやコンタクトショップでの簡易検査だけでは、見抜けないものがたくさんあるのです。

当院では、患者様の目の状態をきちんと把握して、
その後の矯正方法や、治療方法をお伝えすることが一番大事と考えております。

見え方のご相談がある方は、いつでもお気軽にお越し下さい。

 

投稿者: 医療法人須恵中央眼科

2012.08.16更新

☆★☆★眼科検診でよく耳にする言葉 -その2- ☆★☆★

前回は眼科検査でよくきかれる【近視】【乱視】【遠視】についてのご説明をしましたが、
今回はこれらとは全く違う【老視】【老眼】についてのお話です。

●老視・老眼とはなんでしょう?

老視(ろうし)は老眼(ろうがん)とも呼ばれておりますが、正式名称は【老視】です。
人間の目は加齢により、目の中のレンズ(=水晶体)の弾性が失われいきます。
弾性が失われてくるとレンズ自体の調節力が弱まり、近くのものに焦点を合わせることができなくなってきます。
この状態を老視といいます。

老視には個人差がありますが、だいたい40代から60代初めに自覚されることが多いようです。
実際、人間の目というものは、20歳前後より調節力の減少がすこしずつはじまるものなのです。
しかし、初めはその自覚はありません。年齢を重ねてゆくと、調節力の低下を自覚するようになってきます。
その代表的なものには、字を読む時の距離=30cm前後が見えにくくなってくるといものがあります。

 

●老視の仕組み
光が角膜から入り水晶体通過し、屈折した後に網膜上で焦点を結ぶと、物はきれいに
見えます。また、見たい物の距離に応じて水晶体は厚みを変えることができます。
水晶体に繋がる【チン小帯】という部分を緊張させたり緩めたりすることで、
屈折力を変化させてピントの調節を行っているのです。

◆チン小帯は水晶体とつながる細い繊維質上の物です。

眼の仕組み

◆物を見る通常の仕組みです

眼の仕組み

◆老視の状態

水晶体は若いころには十分に弾力性をもっており、変形がしやすいのですが、
加齢とともに硬くなります。よくある自覚症状として言われているのは、
新聞の文字や、商品のパッケージが読みづらくなる…などです。

これは近くにピントを合わせるために水晶体を厚くしようとしても、
一定以上に水晶体が厚くならなくなってしまい、「近くを見る時にピントが合わない状態」
となってしまうことが原因です。この現象は、近視の人にも、遠視の人にも、すべての人に起こります。

眼の仕組み

●老視の治療

近用眼鏡(老眼鏡)を使用します。老眼鏡にはたくさんの種類があり、目的に応じてご選択ができます。
(1) 近用専用の眼鏡
(2) 眼鏡レンズの上方は遠くを見るための、下方は近くを見るための二重焦点レンズ
(3) 遠方と近方の境界が目立たないよう、段階的に変化していく多重累進焦点レンズ
また、最近は老視用のコンタクトレンズも販売されており、矯正方法の選択枝が増えました。

須恵中央眼科では近用眼鏡(いわゆる老眼鏡)・遠近両用の眼鏡・遠近両用コンタクト等の
処方を行っております。きちんとした検査で調節力の状態を把握してから、最適のものを処方しております。
手元が【目に力を入れ、見ようとしてもよく見えない…】などの症状を感じましたら、
是非お気軽にご相談下さい。

*眼鏡の度数合わせには時間をかけて丁寧に行うため、予約制にしております。

現在は老視に対する遠近両用のコンタクトレンズもだいぶ改良されてきております。
当院では、ほとんどのメーカーの遠近両用コンタクトレンズの処方が可能です。
また、強い乱視をお持ちの方や、円錐角膜の方に対する特殊コンタクトレンズの
処方実績も豊富です。

他で処方されたコンタクトレンズが合わずに装用をあきらめた方も、
是非お気軽にご相談下さい。最適なレンズのご提案ができるとおもいます★

(検査によっては不適合な場合がございますが、予めご了承下さい)
*上記内容・図に関しては日本眼科学会 目の病気からの情報を参照・抜粋・加筆しております

 

投稿者: 医療法人須恵中央眼科

2012.08.10更新

☆★眼科検診でよく耳にする言葉 -その1-★☆

皆さんは視力検査をされたことああると思います。そのなかで…

・正視
・近視
・遠視
・乱視

このような言葉を聞いたことはありませんか?
いったいこの言葉はどういう事を指すのでしょうか??

この言葉はそれぞれ視力の屈折異常(非正視)の分類用語となります。
違いを理解することはメガネやコンタクトレンズを装用する上でとても重要なことですから、
是非おぼえてみて下さい。
(以下は【老眼・老視】とは全く別物です。【老眼・老視】については別に掲載します。)

●初めは基本的な【正視】について

目の中にあるレンズ(水晶体)の周辺にある筋肉は、水晶体の屈折力を状況に応じ変化させる役割
(調節)を担っています。特に近くを見ようとするときは、屈折力が大きくなるように
水晶体の厚みを増加させています。目はこのような調節を自動で行っています。

上に書いたような調節を全く行わない状態で、
光(平行光線)が神経の膜である網膜にぴったり焦点を結べるような目を正視眼と呼びます。

眼の仕組み

*正視眼では何もしない状態で像が網膜にピタッと結像する状態をさします。しかし上の図のように正しく焦点を結ぶことができない眼を屈折異常、非正視と呼んでいます。

これには近視・遠視・乱視の3種類があります。

● 近視
調節をしていない条件で、光(平行光線)が網膜より前に焦点を結んでしまう状態です。
遠くを見たときは網膜に焦点が合わずにぼんやりしていますが、近くにあるに対しては
焦点を合わせてみることができます。

角膜や水晶体の屈折力が強すぎるために起こる近視と、
眼球の長さが伸びてしまうために起こる近視とがあります。

眼の仕組み

*近視の屈折異常では遠くの物がぼやけてしまいますが、近くのものに関しては見えます。

 

●遠視

調節をしていない状態で光(平行光線)が網膜より 後ろで焦点を結んでしまう状態です。
遠くも近くもはっきりと見ることができません。
角膜や水晶体の屈折力が弱いために起こる遠視と、眼球の長さが短いために起こる遠視とがあります。
小さいお子さんの遠視では、調節を最大限に働かせて焦点を網膜に近づけようとすることを
無意識のうちに行っている場合があります。

眼の仕組み

*遠視の屈折異常では遠くも、近くもぼやけてしまいます。

●偽近視

俗に「仮性近視」と呼ばれるものです。何らかの原因で調節が過度に働いたままの状態になってしまって いるものです。正視、遠視、近視のいずれでも起こり 得ます。正視の人では近視に、近視の人ではより近視が強く、遠視の人では遠視が軽くなったようになりますが、いずれも見かけ上のものです。調節を一時的に麻痺させることのできる目薬を使い検査をすると、特徴的な屈折の変動が確認でき、診断することが可能です。

*副交感神経のはたらきを麻痺(まひ)させて、瞳孔(どうこう)を広げる(散瞳)薬です。血管収縮剤を加えて、効果を高めた薬もあります。前眼部の炎症、低眼圧、仮性近視などの治療の他、眼底検査や目の手術の前処置に使用されます。

●乱視

乱視の原因は主に角膜と水晶体の歪みによるものです。理論上、眼球が均一な球体なら、乱視は生じないことになりますが、人間の目は大なり小なり歪みがあるのが普通です。歪みがあると、角膜や水晶体を通過して入ってくる光の方向が均一ではなくなります。多くの乱視は、近視や遠視と同様に補正レンズで矯正することが可能ですが、角膜の病気などが原因で起こった乱視は矯正することが困難になることもあります。

乱視

*角膜や水晶体の形のゆがみは個人で様々のため、検査を細かくしてどのような形かを解明する必要があります。

乱視

*正視の見え方      *乱視の見え方の一例

須恵中央眼科には糟屋郡の須惠町だけではなく、志免町、篠栗町、宇美町などからも
たくさんの患者様がご来院されます。まず行う検査がこの視力検査になります。

患者様の目にどのような屈折異常があるのかは一番最初に知るべき重要な情報です。
特殊な屈折異常に対しては、特殊コンタクトレンズや特注の眼鏡も処方できる態勢を
常に整えてますので、ご安心してご来院下さい。

*上記内容・図に関しては日本眼科学会 目の病気 (近視・遠視・乱視) 参照・抜粋しております

 

 

投稿者: 医療法人須恵中央眼科

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