2013.03.19更新

昨日の福岡県糟屋郡須恵町は集中豪雨かと言うくらいの激しい風雨でした。本日は雨も止み、とても春っぽくなり、ぽかぽかの陽気です。
この時期は、【春=花粉】という悩みが尽きませんが、更に今年は新たな問題として大陸からの【PM2.5】という汚染物質の飛来が懸念されています。
特に九州は中国大陸に近いため、その注意喚起が本州よりも強く行われております。

今回はこの【PM2.5】と【花粉】の関係について関連ページ等も交えてお話しようと思います。

●PM2.5とは?

2.5(μm)の粒子状物質(りゅうしじょうぶっしつ)の事を言います。大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの1千分の1)以下の小さな粒子のことで、環境基準を定めて対策を進めてきた10μm以下の粒子である浮遊粒子状物質(SPM)より小さな粒子です。

一般的にはマイクロメートル(μm)呼ばれますが、正規ではParticulate Matter, PM, Particulatesと呼ばれていて、それを取ってPM2.5と一般的に呼ばれております。このPM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、肺がんや呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されています。

主な成分は、燃焼による煤塵や黄砂のような飛散土壌、海塩粒子、工場や建設現場で生じる粉塵などです。PM2.5に関する詳細情報は環境省のページでも確認できます。こちらよりご覧下さい。

PM2.5

3月8日に撮影した福岡市内上空は、春霞とは言えず何となくすっきりしない空でした。本日も同じように霞がひどいように感じました。この日は警戒基準値を大きく超えるPM2.5の観測が福岡市内のあちこちで確認されていました。

福岡県のPM2.5の飛散状況についてはこちらよりご覧下さい

PM2.5

●PM2.5の人体への影響は?

PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)肺の奥深くまで入りやすく、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されています。また、肺がん、動脈硬化や心臓疾患、脳梗塞などを誘発する危険性があります。子供やお年寄り、妊婦は特に注意が必要です。市販のマスクで除去することができずにすり抜けてしまうため、対策困難とされているのが現状です。
中国では急激な経済成長に伴ってPM2.5を筆頭とした有害物質による大気汚染が加速して、社会問題になっています。日本も同様に、偏西風に乗った有害物質による大気汚染が懸念されています。

●PM2.5と花粉が一緒になると症状がさらに悪化

PM2.5は花粉にくっつくと、花粉がいわば“爆発”し、さらに微小な「PM1.0」が発生してしまうようです。埼玉大学の王青躍准教授(環境科学)によると、「PM2.5に含まれている硝酸塩が花粉にくっつくと水分が花粉にどんどん入り込み、やがて爆発します。するとその衝撃で、花粉と一緒にPM2.5も砕け散り1マイクロメートル以下の物質『PM1.0』となってしまうんです」とのことでした。
*NEWSポストセブン3月16日(土)16時6分配信より抜粋

通常のマスクではさえぎることのできないPM1.0となった有害物質や花粉片は、肺のもっとも深い肺胞にまで取り込まれていってしまいます。これまで花粉症になったことのなかった人にもアレルギー反応が出たり、今まで花粉症だった患者さんの症状がさらにひどくなることが心配されております。

●市販のマスクでも、遮蔽(しゃへい)率の高い専用マスクが有効

市販の普通のマスクではPM2.5を防ぐには遮蔽能力に限界があるようです。環境省の専門家会合で委員を務める兵庫医科大の島正之教授(公衆衛生学)は、「PM2.5の被害は、たばこに比べれば小さい。健康な人はそれほど心配する必要はない」としながらも、「影響には個人差があり、特に子どもは影響を受けやすい。呼吸器や心臓に疾患がある人も、環境省や自治体のHPで濃度の速報値をチェックし、体調の変化に気を付けてほしい」と呼び掛けているようです。

また、大分県立看護科学大の市瀬孝道教授(環境毒性学)は「あまり神経質になる必要はないが、濃度が高い日はマスクや花粉対策用のゴーグル、うがい、目の洗浄、布団や洗濯物を室外に干さないことなどが、被害を防ぐのに効果がある」とお話しされています。

また、家に入る前に衣類をはたくほか、床の水拭きや、空気清浄機の活用も有効です。
*2013年3月19日中日新聞より抜粋

高性能マスク防じんマスクや高性能フィルターを導入してPM2.5対策をうたった空気清浄機、布団乾燥機等でできる限りの予防を行いましょう。特に、幼児など小さいお子様へは長期的な影響が気になりますので注意が必要です。

 

投稿者: 医療法人須恵中央眼科

2013.03.01更新

先週以降、須恵中央眼科のある須恵町および糟屋郡付近の多くの患者様が花粉症でご来院されています。現在九州ではこの花粉に加え、中国大陸からの汚染物質【PM2.5】の飛来も心配されています。

報道では、この汚染物質と花粉が一緒になると通常よりも【アレルギー症状】が悪化する可能性が指摘されております。

このPM2.5と花粉の関係は、=花粉注意報③=でご紹介します。*PM2.5の飛来予想はこちらの【福岡市PM2.5予測情報】ページでご確認下さい。

今回は花粉症の症状が出た時のケアー、コンタクトレンズ装用時の注意点を、前回同様に眼科受付に設置しております冊子の画像を添付してご説明致します。

花粉症に自己判断は禁物です。必ず眼科医に診察してもらいましょう。

実際には正しい種類の目薬をきちんとした方法で使用しませんと、かえってその症状を悪化させることもあります。自己流のケアはやめて、早めに眼科へお越し下さい。

★花粉症の時の注意★
・できるだけ目はこすらないようにしましょう。かゆみの悪化や、目を傷つけてしまうことになります。
・水道水での洗顔はOKですが、何回も洗うと逆に粘膜を傷つけてしまうので注意です。

★花粉をできるだけ持ちこまないように気をつけましょう★

画像の外出時のポイントをチェックしてみて下さい。テレビやインターネットなどで、花粉の飛散情報が毎日公開されています。飛散量の多い日はできるだけ外出を控えましょう。

★マスクやゴーグル型のメガネで花粉の侵入を防ぎましょう。
花粉から目を守るメガネもあります。詳細はこちらでご確認下さい。

★目についた花粉は【人工涙液=涙の成分に似た目薬=】で洗い流しましょう。
この目薬の使用に関しても、必ず眼科医に相談の上、正しくご使用ください。
*人工涙液の詳細についてはこちらで発売されているものが確認できます。

★コンタクトレンズはいつも清潔にしましょう★
コンタクトレンズについた花粉があると、そのまま目に花粉がとどまります。通常は洗浄して花粉は流すことができますが、こうなると厄介です。症状を見てレンズの装用を一時中止するなどの処置が必要になります。また、使用するならば【1日使い捨てタイプ】の方が、毎日清潔な状態を保ちやすくなるといえます。このような対応で症状が軽くなるかもしれませんので、眼科にてご相談をされることをお勧めいたします。

花粉症のようなアレルギーは日常のリズムを崩すばかりか、気持ちもすっきりとしないので症状に悩まされることがとても多いものです。それを受け、症状緩和の方法や有効な方法も日進月歩で進んでます。独断に頼ることなく、眼科へのご相談をお気軽にされてみて下さい。

投稿者: 医療法人須恵中央眼科

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